F1ファンの皆様はもう今年のレッドブルホンダF1の歴史的かつ奇跡的なチャンピオン獲得のドラマには感動しまくっていたのではと思います。
その感動と歴史的な勝利の背景としては、、、
- HONDAがエンジンサプライヤとして今季を持って撤退のラストシーズン
- 今季最終戦アブダビGPで、レッドブルのフェルスタッペンとメルセデスのハミルトンが同ポイント。前に出た方がチャンピオン。
- 最終戦アブダビGPのレース終了直前まで、ハミルトンがトップで、もうだめだと思ったラストラップで奇跡が起こる!
最終戦のレッドブル・ホンダ F1とフェルスタッペンに神風?あるいは神様のいたずらが起こってドライバーズチャンピオンがフェスタッペンに決まったということですね。
こちらがその感動的なファイナルラップのピットでのシーンを収めた公式動画
またシーズン中にも様々なドラマや事件?も起こり波乱のチャンピオン争いが続いていましたので、これらを含めると、どんなシナリオライターの方でも今シーズン並のストーリは描くことができないだろうと言われてた最終レースでした。
話は長くなりましたが(^^
熱田護先生は1992年からF1グランプリ全てのレースを取材されている、正にF1界でもカメラ界でも写真界でもレジェンドとなっているフォトグラファーで、コロナ禍が収まらない今期においても最終戦までF1の歴史的な写真を撮影されていたということですね。
その熱田護先生がデジカメWatchに今季購入したモノとしてCanon EOS R3をそのF1最終戦の撮影でも使われていたという内容の記事を寄稿されました。
ついにミラーレス導入! レッドブル・ホンダの優勝も捉えた。
Via:デジカメWatch 熱田護2021年12月28日 12:00
キヤノンEOS R3
- EOS R5をテスト使用、EVFの遅延で実戦で使うのをためらっていた。
- EOS R3ではEVFの遅延がほぼ感じられなかった。
- EOS R3のAFの正確さにびっくり。
- 被写体認識「乗り物」で驚きの認識率の高さ。
- EOS-1D X Mark III並みという信頼性の高さ。
- F1でのテストなしでいきなりアメリカGP(10月24日)からテスト機を実戦投入。
- EOS R3の発売日になり自身で購入される。
- 初めてのミラーレス、使い方に慣れず苦労したところもある。
- EOS R3だから撮れた写真もたくさんある。
- S字コーナーはEOS-1D X Mark IIIでは測距点の関係でどこか1コーナーしか撮れなかった。
- 測距点がほぼ全面のEOS R3ではカメラを固定したまま、トラッキングAFで追いかけるという撮影方法。
- 複数カット撮れるようになった。
- レース後の人物撮影
- 被写体認識を「人物」にして、あとはカメラを信じてシャッターボタンを押していた。
- かなりの確率で目にピントが合っていて、かなりビックリ。
- いままで以上に撮れる写真も増え、新しいイメージも湧いてきた。
- レッドブル・ホンダの歓喜の瞬間もEOS R3を信じて撮り続けた。
熱田護先生のレースシーンの作品は単にレースの模様の取材では無く、アート作品としても感動的な写真が多いのですが、今回のデジカメWatchにアップされている、S字コーナーでのレッドブル・ホンダF1の写真もそんな1枚だと思います。
そして、記事中にあるようにこのような左右いっぱいのS字コーナーでマシンが数秒で走り抜けるシーンでもおそらくEOS R3のトラッキングAFで撮影されていたということで、これは確かにミラーレスカメラのAFによって撮影方法が変わっていくということを頷くことが出来ました。
また、カメラという道具の構造や動作が大きく変わっても、すぐにそれに順応され、新しい可能性まで生み出される熱田先生は、毎期マシンが大きく変更されてもそれにすぐに順応するF1トップドライバーと同じような世界ナンバーワンの感性を持たれている(僭越かと思いますが)のフォトグラファーであるということにも感動いたしました。
熱田先生もTwitterで取材歴30年でこれほど盛り上がったシーズンは無かったということです。
そして、そんな最高の結末となったHONDA F1第四期写真集Championが発売されるということです!