ソニー α7IIIからα7IVに移行して良かった5つの理由(JEFFERSON GRAHAM)
PetaPixelに米国の動画&フォトグラファーであるJEFFERSON GRAHAM氏がSONY α7IVにアップグレードした5つの理由という記事を公開し、またYouTubeにその関連動画もアップされています。
はじめに
- 私は、Canonから移行し、古いレンズを捨て、新いSONY Gマスターレンズを購入したことに幸せを感じている。
- より良い動画撮影品質、Canon 5Dシリーズよりもより優れたAF、より小型軽量のカメラとなった。
- 何よりも重要なのはサイレント撮影が出来るようになったことだ。
- ほとんど週末のイベントでの撮影を行うので、五月蝿いシャッター音が無くなるのは本当に大きなアップグレードとなった。
- そして3年後を経て3300万画素のα7IVがアナウンスされた時、それに投資するべきか否かについて殆ど迷うことは無くすぐに支払いを行なった。
- α7IVは2499ドルで500ドルほどα7IIIよりも高価にはなっていたが。
- α7IIIはSONYのプロレベルのミラーレスカメラとしては初めて低価格を実現したものであった。
- これはCanonやNikonのミラーレスカメラで、そのメリットを十分に享受できるようになる前であった。
- そして現在ではそれらのメーカーがゲームに参加する状態になっている。
- 今回α7IVを仕様するにあたり、3つの購入理由のうち2つについては正しい選択であったことが判り、更に予想外の驚きもあったので報告する。
フリップスクリーンと大型のEVFが搭載されワンオペで使い易くなった
- α7IIIでは可動液晶だったのがα7IVでフリップタイプになった。
- 私と他のブロガーも同様にフリップスクリーンを使えばワンオペ撮影でもカメラへ行き来することなくフレーミングのチェックを行うことが出来る。
- そして、入手したばかりの16-35mmレンズを仕様すると20mmを使ってフレームに収めることが可能になり、歪曲も無い。
動画撮影時間の制限がなくなっていたのは大きな意味がある
- NikonとCanonのミラーレスカメラは30分で動作撮影を停止させる。
- イベント撮影を行うには、無制限の録画を行えるのは大きな意味がある。
- 他のSONYのカメラも、特にα7Cでもそれを可能にするが、このカメラは大型のファインダーを備えない小さいボディとなっている。
マニュアルフォーカス撮影もより使い易くなっていた
- SONYはフォーカスピーキングでマニュアルフォーカスも進化させて来た。
- 被写体を拡大し、フォーカスアシストを行える。
- ヒートマッピング表示やフォーカスピーキング表示ではAFの合焦状態に色を付けして表示することが出来る。
投資する価値が一番あったのがAFの進化
- No.1の理由であり、私がお金を投入した価値がこれだ。
- SONYは2021年の1月に6500ドルで発売したα1にこれまで最も信頼出来るフォーカスシステムを搭載し注目を集めた。
- SONYのセンサーは、人の目を捉えるとグリーンのボックスが瞳の上に現れる。その後は被写体が動き回っても確実にピントが合うようになる。
- 暗所でも迷うこと無く人物認識AFが動作する
- シャッターボタンの半押しによって瞳認識はすぐに動作し、これまでにない精度でトラッキングを開始する。
- これは動画撮影でも同様で、動物撮影でも動作する。
色再現性と手ぶれ補正が進化していたのは予想外だった
- 何よりも期待していなかったボーナスだった。
- α7IVは、これまでのα7IIIで得られていた色再現性、シャープネス、ダイナミックレンジが更に良くなっていたのだ。
- 手持ち撮影での手ぶれ補正も良くなっていた。
α7IVの欠点
- メニューシステムが見直されたが、それでも選択肢が多すぎてナビゲートするのが困難である。
- またSONYは動画撮影で別のメニュー体系にしたが、これまでのメニューの方が設定が共通して適用されるので、ナビゲートが簡単だった。
- 2500ドルのカメラなのに充電器が付属せず、USBケーブルだけ付属した状態で出荷されていること。
α7IVはプロカメラマンの方にとっても非常にバランスが良いカメラになっているようですね。
α1から引き継いだAF性能とα7SIIIから引き継いだ動画性能、それに横開きのバリアングル液晶になったことでSONYのαシリーズの中でも最も多彩な使い方が出来るカメラに進化しており、更に3300万画素になったことで、プロの需要もより対応することになったかと思います。
特別なスポーツイベント、スタジオでの高画素撮影、また超高画質が求められる動画クリエーション以外ではα7IVで十分に活躍出来るということですね。
CanonやNikonが60万円以上のカメラを訴求しているタイミングで、その半額の30万円で日本でも購入出来るわけですからプロからアマチュアで多くの需要が発生する結果になっているのも理解出来ますね。
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