THE VERGEによれば、GoProの決算発表でCEOのニックウッドマン氏が。GoProの多くの技術を活用した更に特別なカメラを提供するということを発表したということです。
According to Nick Woodman, the company’s founder and CEO who spoke during the company’s earnings presentation on Thursday, GoPro wants to offer more specialized cameras, while still using a lot of the same tech.
Via – THE VERGE – GoPro says it’s going to expand
- GoProは来年にカメラのラインナップを拡張することになるだろう。
- 現行のHeroとMaxカメラに加えて2つのモデルが追加される。
- GoProはこれまでも幾つかのカメラをラインナップしてきた。
- Hero 3から7まではWhite/Silver/Blackがあった。
- リアスクリーンが搭載されていないSessionnカメラもあった。
- HERO8以降はフラッグシップモデルのみとなり、旧型を低スペックのモデルとして併売するラインナップ構成としている。
- ウッドマン氏は今回のラインナップ拡充は、これまでのように同じタイプの購買者がGood/Better/Bestの製品を選択するようなビジネスモデルとはならないと主張している。
- 新しい計画は、HeroやMaxと全く異なるユーザーグループにアピールする特別なカメラに取り組むことになる。
- ウッドマン氏はよりプロ向けの市場を開拓することになることも話した。
- GoProは誰にとっても使い易いスイスアーミーナイフを作るだけでは無くなる。
- 現行のGoPro HEROや360度カメラ以上のカメラを求めるユーザーの用途にフォーカスしたプレミアムソリューション(最高のナイフ)を作りたいと考えている。
- ウッドマン氏は、ラインナップに追加するカメラは異なる用途のカメラであっても現在のGoProが用いている技術がベースにすることを明らかにした。
- GoProが全く新しい技術を開発するのでは無いことは理にかなっていると思われる。
- これによってより安価に作ることが出来る。
- また現在のカメラの電力供給用の新カスタムチップに関しても大きな成果を挙げている。
- 更にGoProのロードマップには、新しいクラウド機能と、新しいサブスクリプションベースのデスクトップアプリケーションが含まれている。
GoProは以前ドローンに参入しながらも必ずしも成功せず撤退することになり、また経営的にも低迷したことで、HEROとMAXに製品を集中するということになったと思います。
今回の情報はGoProは既存の技術を活用した新カメラを作るということですので、ドローンの時よりもより堅実な製品を発表するということですね。
そしてそれはよりプロ向けの製品になるようなので、いよいよGoProが再度拡大の方向に歩むということでしょう。
ちなみに、ドローンメーカーであったDJIも昨年映像製作者向けのシネマカメラDJI RONIN 4Dを発表しました。
このようなGoProやDJIのプロ向けカメラへの進出の流れはやはりアクションカメラ市場も、ドローン市場も需要が枯渇し始めているということでしょうね。
また日本のカメラメーカーも同様にプロ向けのカメラへの流れていますので、今後カメラメーカーの主戦場はプロ向け、特殊用途向けカメラに広がって行くことになりそうですね。
とにかく来年GoProが全く新しいカメラを発表するということでとても楽しみです。