先週、北京オリンピックのスキー場の斜面に転がり落ちて行くSONY α1の動画についてシェアさせて頂きました。そのα1についてカナダの写真家Nick Didlic氏がこのカメラがその後どうなったかを調べられたという記事がPetaPixelにアップされました。
そのα1についてカナダの写真家Nick Didlic氏がこのカメラがその後どうなったかを調べられ結果の記事がPetaPixelにアップされました。
On February 3rd, after the first events at the Olympics were underway, NBC shared a short 41-second video on Twitter that had photographers cringing. It showed a pricey Sony mirrorless camera and zoom lens rolling down a snow-covered hill near a crowd of photographers.
Via : PetaPixel – The Sony Camera That Tumbled Down an Olympic Ski Slope Survived
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- 斜面を転がり落ちたのはSONY α1と24-70GMレンズだった。
- 200フィート(約60m)以上氷の斜面を30回以上回転して転がり落ちていたようだ。
- Didlick氏はそのカメラを所有しているフォトグラファーを追跡できなかったので、オリンピックのメインプレスセンターに設営されているSONYのサービスデポを調べてみた。
- そこには確かにSONY α1と24-70GMレンズが持ち込まれていた。
- SONYのサービスはすぐに交換用のα1と24-70mm GMレンズを貸し出したことで、彼は任務を続けることが出来た。
- 更に、匿名の情報源から、そのカメラがレンズフードと背面LCD部分の損傷を除けば比較的無傷だったということを確認出来た。
- SONYのスタッフによれがカメラとレンズはあまり損傷していなかったということだ。
- 壊れたレンズフード以外、レンズは比較的綺麗な状態だった。
- カメラ背面のLCDを交換する必要があった。
- 修理は迅速に行われ、完了するのに1時間も掛からなかった。
- 翌日、フォトグラファーは彼にカメラに再会することが出来た。
- Ditlick氏は40年以上のフォトラファーとしての経験として、冬季オリンピックが最も困難な条件での撮影であるということを語った。
- 氷点下の気温、氷のようなコース、安全装備の必要性、僅かな睡眠時間など、機器と写真家の両方共に困難な条件が揃っている。
- 特にスキーやスノーボードの急な雪の斜面は写真家と機器にとって最も危険な状態でありこれまでも何度か写真家が骨折したりカメラが壊れる場面を見て来た。
- 今回α1は確かに頑丈で山を転がり落ちながらもスクラップにならないで済んだことで、フォトグラファーとカメラの両方にとってハッピーエンドとなったことを喜ばしく感じている。
動画ではいくつかの部品が外れているように見えますが、おそらくレンズフードと、背面液晶の枠部分などのパーツだったんでしょうね。
まぁ可動液晶部分は確かに構造上の弱点になるかと思いますが、それでもLCDパネル部分だけ交換で済んだということは、機構部分もそれなりに頑丈に作られていたということですね。
またレンズやカメラ側のマウント部なども問題がなかったのか翌日復活したというのは素晴らしいと思います。
また、オリンピックなどの重要イベントではメーカーのサポートチームは素晴らしい活躍をされているということも判りました。
今回の衝撃にα1落下動画によって、ある意味SONYのカメラの頑丈性とプロサポートがアピールされることになったのかもしれません。
確かにハッピーエンドで良かったですね!
ソニー SONY ズームレンズ FE 24-70mm F2.8 GM Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL2470GM