北欧フジフイルムがウェビナーで 将来GFXにも積層型高速センサーを採用することを暗に示していた?(FR)
FujiRumorsが北欧FUJIFILMがGFXにも積層型の高速センサーを採用するような話題を示しているという記事を公開しました。
I guess it is safe to assume that Fujifilm Nordic is referring to the stacked APS-C sensor to be announced in May 2022and hence hint to the possibility that the stacked technology could find its way also into future GFX cameras.
viVia: FR – Is Fujifilm Nordic Teasing a Fujifilm GFX with Stacked Sensor?
- 北欧Fujifilm Nordicがウェビナーの開催を開催した。
- これまでとは異なり、今回はFUJIFILM Xフォトグラファーでは無い方もトークに参加されていた。
- 彼らは公式Xフォトグラファーに参加しておらず、XシリーズまたはGFXシリーズの使用を開始された方でFUJIFILMと契約関係も無い。
- その一人がSoren Solkaerという方だ。
- Soren Solkaer氏は2002年からデジタルに移行し、当初はフルサイズデジタルカメラで撮影を始めた。(アナログ時代は中判を使っていた。)
- 約1年前、彼のポスト・プロダクションを担当されていた男性に新しいカメラへの移行をすすめられSolen氏は展示会で2×3メートルの作品を制作することから1億画素のGFX100Sを試し、それが正しかったことを理解した。
- ウェビナーの司会者が、Soren氏にGFXの速度について質問した。
- Soren氏はそれまで主にポートレートを撮影していたが、AF以外は全てマニュアル設定を行うので問題無い。
- ただ最新のプロジェクトでは暗所で1/500s固定でGFXの高感度使って撮影したが、更なる高感度性能の向上と5コマ/秒の連写速度は改善出来ないのかという質問をした。
- 北欧FUJIFILMの回答
- 5月にXサミットが開催され、APS-CのXシステムに搭載される新型センサーと新型プロセッサーが発表される。
- これまでFUJIFILMはXシステムに用いられた技術要素をXシステムにも取り入れて来た。
- 今後もGFXシステムは新しいハードウェアを採用することで速度も向上することになるだろう。
- 時期は判らないがその方向に進むことを確信している。
- 我々は間違い無くそれに取り組んでいる。間違い無く。
- FujiRumorsは現時点でGFXに積層構造型のセンサーが採用されるというヒントは出ていないし、そのような情報も持っていないがこの話は一見の価値があると考えている。
- この話は5月に発表される積層構造型のAPS-Cセンサーを示していると考えるのが妥当である。
ということで、FUJIFILMはGFXカメラの高速化も検討しているということは示されたようです。
センサーもプロセッサーもその周辺のパイプラインやメモリも技術の進化によって当然高速化されますので、GFXの新型カメラが出るとすればこれは当然のことかもしれませんね。
問題は、センサー製造メーカーが中判センサーに高速読み出しタイプを準備してくれるかということがキーポイントかもしれません。
で、実はそのようなセンサーは産業用カメラのイメージセンサーとして既にSONYからPregius「IMX661」センサーとして商品化されているんですよね。
このセンサーはスチルカメラで言えば中判、そして積層構造のChip on Waferプロセス技術を採用した1億2千万画素のグローバルシャッターセンサーで21.8fpsの高速読み出しを実現しているということです。
ということで、他社のフラッグシップフルサイズミラーレス機が6000万画素で30コマ/秒を達成していますので倍の1.2億画素ですから、FUJIFILMに十分な開発リソースがあり、コストとカメラ重量やサイズを度外視するのであれば、15コマ/秒くらいのGFXカメラはすぐに開発出来るかもしれませんね。
そして5月に開催されるX-Summitイベントでは新型Xシリーズカメラが発表される筈です。それにどのようなセンサーが採用されるのか、そして処理性能はどれくらいを実現しているのかが今回の噂の補足情報になるかもしれません。
期待したいです!
ただ、個人的には低速でもいいのでGFX50Sが40万円を大きく切っているのがめっちゃ気になります(^^