より芸術的で多様な写真の共有へFlickrが次の100年間の存続に向けて規約を改定
Flickrブログに、永遠のFlickr、地球上で最も安全で包括的な写真コミュニティに向けてというアナウンス記事が掲載されました。
Today we’re announcing some upcoming changes to our Terms of Service that will help us continue to preserve the art, expression, history, stories, and memories of all Flickr members for the next hundred years.
Via: Flickr blog – Flickr forever: Creating the safest, most inclusive photography community on the planet.
- 今回、次の100年間のメンバーの記録、ストーリ、歴史、表現、アート表現を保持し続けることを目的として我々のサービス規約を2つの項目で改定を発表する。
- この変更はFlickrの無料メンバーに影響を与える。
- 今後はFlickrは被写体に関係無く全ての写真家の発信拠点となる
- その1 – 中程度の問題コンテンツに対する制約・削除を撤廃する
- 写真家はこれまで間違った芸術のオンライン共有に対する制限事項や強制削除に関する問題を感じて来た。
- Flickrは全ての写真家がそのようなコンテンツを共有し発見されることを歓迎することにする。
- アートは削除されることなく相互の利益を共有し世界に発信出来る愛すべきコミュニティとなる。
- これまで制約されていたような中程度の制約コンテンツの共有はFlickrProメンバーに対して適用されることになる。
- その2 – 非公開の写真に対する制限を設ける
- 無料アカウントで非公開の写真を50枚に制限する。
- 例えば、プライベート、友人、家族などの一生分の全ての画像を安全に保管する場所が必要な場合はProメンバーシップが必要になる。
- 今後、無料アカウントでの非公開の写真が50枚を超える場合、または、中程度以上の制約を有する写真は削除される可能性があることを意味する。
- 2018年から無料アカウントで1000枚を超える写真や動画が保存されている場合はそれを削除することを発表したが、現在までは1枚も写真は削除されてはいない。
- 今回の決定によって、より刺激的な写真を保存し公開することを奨励すると同時に、リソースを解放(無料アカウントで該当する写真を削除)することでこれまで以上にコミュニティを強力に推進することに集中出来ることになる。
- このようは変更の影響がある場合はFlickrProのサブスクに移行することをお勧めします。
ということでFlickrはより刺激的な写真を共有できる写真共有サービスに変わるということですね。
最近YouTubeやTwitterでは共有される動画、写真、文章などに対してより制限を掛ける方向にあるようで、性的表現や政治的表現を規制する方向になると思います。
今回のFlickrはその流れに逆行しより自由な写真表現を実現するプラットフォームを目指すということですね。
これは写真文化の継続には重要な事かもしれません。ただ、やはりフォトグラファーの道徳感や理念に依存することになりそうですね。
また無料ユーザーが非公開写真を保存することを制約するようになりますので、ユーザーの方は削除される間に、ダウンロードするかあるいは有料サブシクリプションに移行することが必要そうですね。
一方で私はずっと有料ユーザーとして継続していますが、お値段も少しづつ上がっているのが気になるところです。
今回は価格改定に関するアナウンスは無かったことでちょっと安心しました、、、ただ、現在の世界情勢を考えるとあらゆる物価が高くなっているのが気になるところです。
とにもかくにもFlickrは今後100年の継続をコミットしました。
これまで経営危機が噂されたFlickrですが、SumugMugとの合併で安定化したというメッセージなのかもしれませんね。
私もFlikrユーザーとして今回の発表は大歓迎です!
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