ソニーα1 vs キヤノン EOS-R3 vs ニコン Z9 画質/AF/EVFで選ぶならどれがおすすめ？（家電批評）

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3年前

家電批評のレビュー記事を掲載するサイト360LINEに山岳写真家の園部大輔先生が画質重視で選ぶミラーレスカメラとして3社のフラッグシップモデルSONY α1、Canon EOS-R3m、Nikon Z9の比較レビュー記事の連載掲載されていました。

プロ向けの最上位機は一眼レフが主役でしたが、とうとうソニー、キヤノン、ニコンからも最上位クラスのミラーレスが登場しました。そこで、各メーカーのハイエンドモデル機をプロと徹底テスト。今回は、3機種の画質を比較してみました。
Via : 家電批評 – 【ミラーレス】画質重視ならどれがおすすめ？

Nikon Z9

AF
- 大抵のスポーツでも十分に撮影することが可能。
- 被写体認識ではEOS R3の方が優れている。
- 鳥の撮影
  - シンプルな構図でピントが背景に抜ける場面が見られる。
  - ピントが合い始めるのに時間がかかる。（一眼レフ用のレンズ）
  - 前後方向の鳥撮影が難しかった。（撮影者の経験値？）
- 魚の撮影
  - 背景に引っ張られる場面が目立った。
- 新幹線
  - 合焦するまでタイムラグがある。
  - 合焦後は大きなピンポケなく合焦し続ける。
画質
- 等倍でみた場合、若干線が太い描写傾向。
- 高感度よりも低感度の再現性に重きを置いた画質設計。
- カラーノイズも輝度ノイズも多い。
- 三脚を使った風景写真を撮りたくなる。
EVF
- EOS R3よりシャープに見える。
- 連写時の滑らかさはR3やα1の方が有利。
- じっくり撮ると楽しめるEVF

Canon EOS R3

AF – 快適度ナンバーワン
- カメラがこちらの意図を推測しているかのようなAFエリアの動きを見せる。
- ピントをカメラ任せにして構図に集中できる。
- Nikon Z9よりもボディもレンズも軽く、疲労感が少なく、快適度ナンバーワン。
  - 鳥の撮影
    - 画面の隅でもAFがしっかり追従。
    - 黒っぽい背景に黒い鳥の飛翔を的確に捉える。
    - 一度補足すれば背景に惑わされ難い。
  - 魚の撮影
    - 瞳認識率は他のカメラより明らかに高い。
    - 魚全体をAFエリアが捉える。
    - AFの軌道が間に合わずピンポケになるカットもある。
  - 新幹線
    - AFエリアを複雑に制御して形状を捉える。
    - 最初ピントが甘いがある程度近づいて以降はほぼパーフェクト。
    - AF移動量が多い場面で後ピンになった後も一瞬で復帰。
画質
- 静止画の高感度は現行機種で最高レベル。
- 2400万画素クラスとは思えないほどシャープ。
- 画素数が少ないので手ブレ補正に有利。
- ISO40000でも実用的。
- 夜間でもAFの迷いが少ない。
- 肉眼でも見えるレベルの星でも動画で撮影できてしまう。
- 星空の撮影を一気に変えてしまう可能性を感じる。
EVF
- 光学ファインダーのシュミレートでシャドウの見え方が自然。
- 状況による影響をほとんど受けない。連写しても見え方やタイムラグに変化を感じない安定感。
- 連写時にありがたいEVF。

SONY α1

AF
- 柄物や色によってはやや引っ張られる傾向があり、敏感なので意図しない部分にピントが合うこともある。
- 複雑なシーンでは従来のAF方式を活用した方が歩留まりが良さそう。
- 新幹線
  - 色や形が目立つものに追従する。
  - Nikon Z9やCanon EOS R3の方が高確率にヘッドライトにピントが合う。
- 魚の撮影
  - Nikon Z9より良好。
  - 尾びれなどのカタチに注目する場面があった。
- 鳥の撮影
  - トラッキングとの相性が良く向かってくる鳥の頭部に追従できている。
  - 瞳にピントが来のはEOS R3の方が優れいている。
画質 – 満点評価
- 高感度では明らかにNiko Z9を上回っている。
- 高画素にも関わらずEOS R3に近いノイズレベル。
- ISO6400までが画質のポテンシャルが発揮できる。
- RAWでノイズ低減処理が入っているかもしれない。
- 高画素なのでノイズも縮小され目立ち難い。
- 手ブレ補正の改善が望まれる。
EVF
- 高画質なのに連写時でも滑らか、タイムラグも感じさせない。
- ちらつきや反応の低下を感じる場面があった。