Nikonが2022年3月期の通期決算発表を行いました。
映像事業2022年3月期の通期結果
映像事業は、ミラーレスカメラと交換レンズを拡充したことで増収増益を達成したということです。
但し、映像事業はQ3時点での前回予測より売上は18億円少なく、営業利益も10億円少ないという結果になっているようです。
これは半導体不足から来る部品不足が要因ということですね。
Z9は大変好評ということですが、これまでのお話では納期はかなりかかるということで、需要に対応する生産ができていないのが予測を下回った要因かと思われます。
ただ、昨年の業績に対して、売上が増え、利益は赤字から黒字に大きく改善されたということで素晴らしい結果になっているようです。
映像事業2023年3月期の見込み
今年の4月から来年の3月までの見込みとして、売上2000億円というストレッチなな予測を立てているようです。
但し、カメラ市場が来年もやや減少するという見込みとなっています。
その中で台数の見込みは今年と同数を維持ということですね。
しかし交換レンズ市場は僅かに拡大ながらも逆にNikonのシェアはやや下げるという弱気の見込みですね。ちょっと不思議です。
でコンパクトデジタルカメラは大幅に少なくなる、というかNikonはもうこの市場は無いと考えているのでしょう。
映像事業の主要製品はZ9とZfcということですので、この2機種のヒットあったからこそ素晴らしい結果を達成出来たということですね。
今後は所謂フラッグシップと入門の両極端の構成ですので、その間の製品も投入したいのかもしれません。
最後に販売台数はCIPAの統計を見ても判るようにカメラとレンズともに昨年を下回った状況というまとめになっています。
Nikonの映像事業は、一応危機的な赤字状態から黒字に回復したことで、まずは安心ということですが、今年はZfcやZ9に続くヒット商品がが見えてくれば来年も安泰ということになるかもしれませんがどうなんでしょう?
ここ最近またNikonのカメラの噂が少なくなっているのが気になりますが、黒字回復の状況で今年は攻めの姿勢になって欲しいですね!