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交換レンズ市場がいよいよコロナ明けを迎える!一眼レフもマイクロフォーサーズも強い!(BCN+R)

BCN+Rが5月の交換レンズの販売が大きく伸びて折コロナ明けの兆候が見られるという記事を掲載しました。

交換レンズ市場が「コロナ明け」を迎えた。カメラ市場に先んじて回復の動きはあったが、この4月と5月は連続して販売本数・金額がそろって前年比増を維持している。

Via : BCN+R – 交換レンズが「コロナ明け」

コロナ明けでカメラよりもレンズの方が回復が早い

レンズ市場は未だに一眼レフレンズも売れている

マウント別販売本数比

メーカー別シェア

モデル別シェア

今回のBCN+Rのこの調査、かなり面白い内容が盛り沢山ですね。

まず、一眼レフ用レンズが回復という表現ですが、これは明らかにCanon EFレンズがいまだに売れているということですね。
そこで面白いのはEF 50mm F1.8 STMが2番目売れているということです。
このレンズ一体どういう状況で売れているのでしょうかね。
もちろん、このレンズが売れているのは圧倒的な低価格のせいだと思いますが、どのようなボディと組み合わせられているのでしょうかね。
一眼レフ入門機の方がキットレンズから、映えな大口径レンズを追加しているのでしょうか?
RF機ユーザーの方がマウントアダプタ経由で最もお買い得なレンズを求められているのでしょうか?
Nikonは一眼レフボディとレンズを早々に切り上げる勢いですが、売れているCanonはもう少し緩やかに収束という感じでしょうかね。

次はTAMRONとSIGMAの交換レンズメーカーのシェアを合計すると49.9%になるということです。
つまり、BCNの調査範囲では交換レンズの半分が非純正レンズを購入されているということですね。
交換レンズメーカー製が人気なのはほぼ同じ性能で低価格、特にズームレンズ売れ筋ということですが、一番売れたのはSIGMA 85mm F1.4 Att SONY用という大口径単焦点ポートレートレンズということが興味深いです。
SONYの85mm F1.4 GMに対して半額(描写は同等)というバーゲンプライスがその要因だと思いますが、やはりこれもスマホとは違う(シミュレーションできますが)フルサイズならではの大口径レンズに夜別格の描写が得られるということで人気になっていると思います。

次に、最も売れたレンズがOM M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIというのが面白いですね。
4万円弱の価格で、600mmの超望遠が得られ、しかも軽量という最高のレンズだと思いますが、3強カメラメーカーを差し置いて1位を獲得したのは凄いと思います。
おそらくOM機を買う=超望遠ズームが魅力ということになると思いますが、実際にフルサイズ機の超望遠ズームレンズを購入されるよりも例えばOM10Mk4とこのレンズを一緒に買った方が価格においてはかなり安く、しかも重量もフルサイズのレンズ1本分位というのが人気の要因かもしれません。

BCNの結果と別に、マイクロフォーサーズのシェアナンバーワンということもあるようなので、近年フルサイズが目立っていますが、まだまだマイクロフォーサーズの人気は根強いということだと思います。

最後にレンズ販売本数シェアのグラフで平均線が唯一下がり気味なのが、リコーイメージング、つまりPENTAXであるということがちょっと気になるところです。

PENTAXは先週に、レンズに紐付けられるカスタムイメージを公開するという新しい戦略を開始したようですが、やはりレンズのシェア獲得も重要な課題なのかもしれませんね。

今後、一眼レフも趣味としては安定し定着する可能性があると思いますが、唯一新ボディを投入しているPENTAXですので、レンズの方も更に魅力的なものが投入されればいいですね!(現時点でもかなり魅力的なのは間違い無いですが)

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