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ニコン Zfcが究極のお散歩カメラである5つの理由(Fstoppers)

Nikon Zfc

Nikon Zfc

Fstopprsのサイトに、写真家であり、映像監督でもあるクリストファー・マルコム氏が、ご自身のお散歩カメラをFujifilm XシリーズからNikon Zfcに乗り換えられた5つの理由を寄稿されています。

I was lucky enough to review the Nikon Z fc when it was first announced last year. Its retro styling brought about waves of nostalgia for Nikon users and took aim at some of the style-conscious camera market dominated by Fuji’s X series in recent years. In

Via:Fstoppers – 5 Reasons the Nikon Zfc Is the Ultimate…

はじめに

Nikon Zfcは確実にニーズをもたらすというよりもウォントなカテゴリのカメラである。
私は幸運にもNikon Z9を所有しているにもかかわらず、それよりもかなりの下位モデルとなるものを所有する意味は何かというと、勿論楽しみ為である。

昨年発表された時は幸運にもこのZfcをレビューすることが出来たが、そのレトロなスタイルはFUJIFILM Xシリーズが狙っている市場が敏感に反応するものだったと思う。

画質はNikon Z50と同等であり、最近発表されたZ30のイメージセンサーも同じものが使われている。
これら3機種のソーシャル入門機は高画素でもなくビジネスを達成する為の生産性も求めていない。
その代わりに様々なニコンユーザーにアピールし、Nikonブランドが注力しているZマウントレンズを利用出来る、これまでの入門機とは異なるモデルである。

最初のレビューではカメラを返却することが本当に心苦しかった。

皆さんが専門家になりたいと感じる最良の方法の1つが「見る目を養う」ことだと思う。午後の散歩や週末の自然撮影などで常に使えることである。
これらの行為が現実の光、色、そして構図を研究するためで、ハードディスクを埋める為ではなく、実際のスキルセットを開発することになる。

ストリートを撮る為に数千ドル相当の機材を持ってロサンゼルスの街を駆け抜けることは珍しくもないが、それを然りげ無く行いたいのであれば小型で何時間も首にぶら下げることができるツールで光を得る行為が好ましい。

以前はこの目的の為にFujifilm Xカメラを選択していたが、それを全て売却しNikonのギアを残すことにした。
そして、Nikon Zfcはビジネスとは関係無い場面で痒いところに手が届く存在になるだろうということは明らかになった。

何故Nikon Zfcなのかの理由は以下の通りである。

1. スタイル

いろいろ意見はあるだろうが、単純に言えばこのカメラがとても美しいということである。これは画質には全く関係ない。

先日、ある女性と長い時間一緒に特に目的も無い散歩することになった。
彼女とはより進んだカップルになる為には、私が写真を撮りたいと思っていることを知ってもらいたかった。
しかし彼女は写真家でも無いので、派手なフルボディのプロカメラを首に巻いて散歩するというような「ツーリストルック」には魅力を感じ無いだろう。
一方で、Zfcの小型さとスタイリッシュな外観によって、散歩に持ち歩いてもあまり目立たく感じることになると思った。
このカメラ自身がファッションアクセサリとみなすことが出来るということである。

1人で外出する時も見知らぬ人が首からぶら下がっているものを見て警戒することも無いだろう。
巨大なZ9と24-70レンズを持って歩いているとかなり場違いに見えるだろう。
対するZfcはネックレスやかっこいい時計と同じように身につけるものとして似合っていると思う。

ただ、これらの理由で写真のスキルが向上するか?それはNoだ。
しかし私は常にカメラを持っている可能性が高くなるということだ。

2.価格

私がカメラを持ち歩いているとき、角を曲がったところで誰が潜んでいるのか判らない。
そしてこのカメラが奪われるような場面でカメラと私の安全を選択することになるが、この時それが安価であることがより簡単な選択を可能にするだろう。

価格が安いカメラとして、バッグ、グローブボックス、椅子の下などでも気兼ねなく置くことができる。
私は1日に何度もそういう置き方をするのは、常に手元に置いて撮影したいからで、最小限の手間で素早く使えるということは写真家としてのビジョンを拡大するのに役立つ筈だ。

3. 使いやすい

物心ついた時、父は滅多に使わないカメラにたくさんお金を使っていたことを思い出した。
一方、母はスーパーで売っているようなシャッターを押すだけカメラをよく使っていた。
上でも説明したように母のようにカメラを常に持ち歩くのが好きな理由は、見る目を養うということだ。

新しい技法を試すために露出を意図的にマニュアル操作することがよくある。露出に対しても訓練をしたい。
このような散歩の撮影でも操作に負担がかかるようなことをしたくない。
Zfcのダイヤルによって、マニュアルモードからオートモードへの移行が非常に簡単である。そして挑戦したい時はそれをすぐに選択することができるのだ。

4. ユースケースに対する適切な仕様

商業写真家として監督として必須の仕様は存在する。多くの場合、解像度、フレームレート、配信形式などが要因となるが、個人で楽しむ為のニューズはそれらとは異なっている。

例えば2090万画素は私の専門家としての場面では十分では無い。しかし楽しむ為にはファイルサイズが小さいということはとても嬉しいことである。
撮影する大部分のものは、最小限のハードディスクスペース消費に止まる方が良い。

このカメラには撮影監督として必要なハイエンドの動画機能の多くが欠けている。
ログ形式ではなく、RAWビデオでもなく、4Kは特定のフレームレートでしか利用できない。

その一方このカメラは舞台裏で撮影したりVlogコンテンツを作成するためのツールであるのだろう。
大規模なグレーディングを行うのではなく、むしろ撮って出しでソーシャルメディア用の自然なシーケンスやストームとして編集するものになるだろう。

このようなユースケースで使う限り必要十分なレベルの仕様が備わっている。

5. Zマウントレンズが使えること

Z9で使用する巨大な野生動物撮影用のレンズをZfcに装着することは無いだろう。
しかし、私は自分の生活をよりシンプルにする為に単一ブランドにできるだけ多くの機材を統一しようと考えている。

私のメイン機はNikonのプロ用カメラなので、それと同じマウントのレンズにすることは理に適っていると考えている。
Z28mm f/2.8はZfcに装着してもZ9でそれを滅多に使うことは無いとは思うがそれが出来ること自体はより多くの選択肢を持っていることに他ならない。

まとめ

現在市場には多くの優れた入門カメラが存在している。
Zfcはこのカテゴリに置いて最新の入門機では無い。

私はビジネス用ではなく個人的なものとしてもこのようなカメラに今まで満足したことは無かった。しかし今回このカメラを購入したことで個人撮影用の素晴らしいツールを提供してもらったと考えている。

一番重要なのは、私に大きな楽しみを与えてくれたということだ。

——-

いかがでしょうか?

最新のミラーレスカメラがプロの為、究極の場面に対応できるような高機能、高性能になり続けている現状でやはり一般ユーザーが常に使えるカメラがますます重要になっているということだと思います。

これまでの一眼レフカメラは入門機、中級機、フラッグシップ機という階層構造となっており、アマチュアカメラマンの方でもいつかはフラッグシップ機を使いこなすことが、カメラ趣味の目標であり醍醐味であると感じられていたかと思います。

しかし最近ではいわゆる中間的なポジションのカメラであってもプロの方のツールでも十分に通用する内容のものが増えてきました。
またフラッグシップ機ではあまりにもドライで高性能しか感じないというフィーリングは逆に趣味としてのカメラとして逆に物足りなくなっているのかもしれませんし、そもそも興味も湧かないユーザーさんも多いのでは無いでしょうか?

そんな状況で、NikonはZ9を予告しながらも、対局的なポジションにあるZfcを出しヒットしたのはやはりZ9では楽しめない、あるいは価格的にもそこまで投資する必要がユーザーに支持が得られたからだと思います。

逆にZfcが出た直後プロカメラマンの方が購入されたというお話がSNSに流れていました。
プロの方がZfcを購入された理由の1つとして若い方やモデルさんとのコミュニケーションツールとして使いたいと言われていたことを思い出しました。

確かにコニュニケーション取らない間にZ9をいきなり向けられたらちょっと退いてしまいそうですね。

Nikon Zfcは発売直後は供給が不足するほどの人気になりましたが、それも解消され誰もが気軽に購入出来るカメラとして益々人気になりそうですね!

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