DIYPhotographyがREDのニコンに対する内部RAW記録の特許侵害の訴えに対するNikon側の逆訴訟の理由が判明したということを報告しています。
これはYouTubeのFrameVoyagerが動画で内容を説明したものを解説した記事となります。
FrameVoyagerの動画です。
- Nikonは4月にZ9に12bit ProRes RAEと8K12bit N-Rwの内部記録機能のファームアップを発表した。
- 翌月REDは特許侵害の訴えを起こしたが、9月にNikonはそれを否定したがその理由については明確にしなかった。
- 今回Nikonの主張理由が判明した。
- NikonはそもそもREDに特許を与えるべきではなかったということを主張しているとFrameVoyagerの動画が説明している。
- REDは特許申請に定められて条件を満たしておらず、特許庁に間違った申請をしているということだ。
- 特許登録の規則の1つに、取得予定の特許が含まれる製品を公開/販売してから取得するまでの期間が定められている。
- REDは圧縮RAWを発明した訳ではなく、RADが開発する前に内部RAW記録はすでに存在していたこともある。
- またREDはNAB2006が始まる前に該当の製品を事前に販売しており、2007年4月まで特許を出願していなかった。仮出願は2007年12月である。
- REDは特許出願するまでに時間をかけ過ぎていたのだ。
- 内容としては、技術の組み合わせが特異的であると表現されており、それらの技術の履歴に関する日付や説明が省略されているが、特許担当者がそれを承認してしまった。
- ニコンが勝て馬、ビデオ及び映画業界全体にとって大きな勝利になるだろう。
- Blackmagic RAWなど部分的な回避策を使用する必要が無くなることを意味している。
- Atomos Nijnaなどの外部モニタレコーダーでRAW動画を記録する必要は無くなるのだ。
- いくつかの優れたRAWコーディックの革新が起こることになるのだ。
こちらがRED社がNionを提訴した時点での記事です。
そして、先月NikonがREDを逆提訴する動きがあるという記事です。
ということでNikonは全カメラメーカーにとってあまりにも不合理なREDの特許に対して、根本からそれを覆す戦いを挑むということになるということですね。
それには特許の無効化というハードルの高い結果を目指しているようですが、果たしてその通りに結果になるでしょうか?
もしNikonが勝訴すれば確かにビデオ業界の革命的な逆提訴物語になりそうですね!