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サッカーワールドカップ2022スペイン戦での歴史的瞬間を捉えたレンズは400mm!カメラはソニー α?

FIFAワールドカップカタール2022のグループステージで日本代表がスペインを逆転することになったゴールをアシストした三笘薫選手のボールタッチの決定的な瞬間を撮影されたAPプレスフォトグラファーであるPetr David Josek氏のコメントが所属APのウェブサイトにアップされています。

Associated Press photographer Petr David Josek took a photo from above that appears to support the referee’s decision to allow it.

Vai : AP – AP photo catches key moment before Japan’s World Cup goal

こちらが、ハリファスタジアムの公式画像ですが、キャットウォークというのはおそらくスタジアムの屋根に沿ってある円周の鉄骨構造の部分だと思われます。

スタジアムの全貌はこちらの動画で紹介されていますが流石中東マネーはこんな凄いデザインのスタジアムをワールドカップの為に複数建てちゃう力があるということですね。

話は逸れますが、スタジアムのフライスルー動画も凄いですね(^^

ちなみに2020年のAP通信社とSONYが報道用カメラの提供について独占契約を締結したということですが、その中にフルサイズミラーレスカメラαとEマウントレンズも含まれていました。

Sony Electronics Inc., a global leader in imaging, and The Associated Press, the trusted global news organization, announced today a new collaboration that will make Sony the exclusive imaging products and support provider for AP news photographers and video journalists around the world.

Via : AP Press Release 2020

よって、今回の歴史的写真が撮影されたのはナイトゲームということもありおそらくα1とFE 400mm F2.8 GM OSSレンズということが予測できます。(間違っていたら申し訳ありません)

FE 400mm F2.8 GM OSS SEL400F28GM

そしておそらくですが、このミリ単位での決定的瞬間を撮影出来たということは、α1の高速連写性能とAF性能を駆使することで、捉えた連続写真の中から1枚を抜き出したものと思われます。

それにしても凄い解像度で、しかもナイトゲームにも関わらずボールや選手の動きを完全に止まった状態で撮影出来ているのは、流石最新のプロ用ミラーレスカメラの最新センサーの高解像度、高速読み出し、そして高感度性能があるからこそということかもしれませんね。

またPeter氏の言われるように400mm F2.8を狭い高所に持ち込んで手持ちで撮影出来たのもミラーレスシステム、いやαシステムの小型でコンパクトであったことも1つの要因になったことも考えられます。

もちろん、このAPの写真が判定の結果に用いられたというわけではく、共に話題になったのはこのワールドカップで用いられている電子判定システムVARですね。

そしてこのFIFAが導入したVARシステムは映像だけでなく29のデータポイントを50回/秒でスキャンして取得しているようです。

加えてボールにもチップが内蔵されていて1mm以下の精度で位置を常にモニタリングされているということですね。

今大会も、オフサイド判定も含めて戦況を左右してきたVAR。その技術を支える公式球に埋め込まれたセンサーチップ機能を開発したのが、12年にドイツで創業したキネクソン社だ。

Via : Yahoo!ニュース – ボール内蔵チップで1ミリ以下まで驚異の計測

ということで、SONY α1は5000万画素で30コマ/秒を撮影する連写性能を備えていますがスポーツの決定的な瞬間を余すことなく撮影するにはもう少し高速に画像を取得する性能が必要と思われます。

しかし今回の写真はそれでもその連写性能によって本当にラッキーな瞬間が得られる確率が格段に向上しているということ、また、おそらくカメラマンはどの場所で決定的な瞬間が得られるかを予測したら後はAFポイントも含めてカメラのAIなどに身を委ねてひたすらボールを追っ掛けて撮影するということになっているのかもしれませんね。

p.s. そして結局今回のこの画像も、最近導入が進んでいる全ての映像が記録できる(筈の)スポーツロボットカメラシステムでなく、1人のプレスフォトグラファーによって生まれたものというのも感慨深いです。

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