一眼レフカメラどうなる?「事業の取捨選択の時期」?DIY Photographyがリコーのカメラ事業終了を予測
DIY Photographyのサイトが、日本のサイトが流したRICOHが事業整理を行うことを検討しているニュース記事から、PENTAXの一眼レフカメラやその他のカメラ事業を終了させる可能性があるという記事をアップしました。
このネタはニュースイッチの記事です。
ROICに基づく収益性や投資効率性に加え、市場におけるポジション、デジタルサービスに合うかどうかの3視点から事業ポートフォリオを評価する。コーポレート執行役員の川口俊最高財務責任者(CFO)は「事業の取捨選択の時期に来た」と語る。
Via:ニュースイッチ:「事業の取捨選択の時期」、リコーが重視する財務指標
これにまずPentaxRumorsが反応していました。
そしてDIY Photographyの予測記事は以下の通り。
- 日本のNewswitchの記事によれば、RICOHの最高財務責任者である川口氏がより収益性の高いエリアに時間と資金を集中する為に、一部の事業を放棄することを検討していると述べた。
- この記事ではPENTAX、RICOHブランドのカメラ、360度カメラのThetaシリーズについて明確な言及は無いが、ロジカルにはこれらは優先的に対象になことが考えられる。
- 記事によれば、RICOHは現在30の事業を所有しており、そのうち幾つかは投下資金利益率(ROIC)から売却または完全に閉鎖することを進めている。
- (カメラ事業に)RICOHの投資以上の稼ぎがあるのか?ROICを超えかつそれを実行し続けれることを正当化出来るのだろうか?
- PENTAXについて
- PENTAXは市場のトレンドを無視し、ミラーレス市場への参入を断固拒否していたことが結果的にその没落に繋がる可能性がある。
- PENTAXは2019年にユーザーが1〜2年以内にミラーレスカメラからデジタル一眼レフカメラに切り替え始めると宣言していたが、2022年になってもそれは起こっていない。
- 2020年に彼らは一眼レフカメラへのコミットメントを再確認した。
- そして先月PENTAX KFをリリースしたが、これはK-70をベースにしたものである。
- PENTAXは生き残っているが、SONY、Canon、Nikonと同様に繁栄していないことは確かである。
- また彼らはFUJIFILMやPanasonicほど上手くやってはいない。
- 新オーナーが運営することになったOMデジタルソリューションはどこに位置するかは判らないが、おそらくPENTAXほど悪くは無いだろう。
- 結局背後にはOLYMPUSの遺産が残っており、忠実なユーザーベースがあり、Panasonicや他のサードパーティレンズと互換性があることもあるだろう。
- 今後PENTAXはサードパーティレンズのサポートを受ける道はあるだろうか?Godoxフラッシュのトリガがそうしているくらいが現状だ。
- もしPENTAXが一眼レフか?死か?を選択するのではあればそれは後者になりそうだ。
- RICOHブランドのカメラについて
- 自社ブランドのカメラの種類はそれほど多く無い。GRIIIとGRIIIxのGRシリーズと、WG-6とWG-80のようなローエンドの防水コンパクトカメラであるEGシリーズだ。
- これらのカメラは独自のセールスポイントがあるが、毎回特段の進歩は見られていないことから、これらを維持するのに正当な理由は無いだろう。
- Thetaについて
- RICOHは業界で最初にポケットサイズの360度カメラをリリースしたメーカーの1つであり、Theta Z1は今でも市場で最高のカメラの1つである。
- しかしInsta360 ONE RS 1インチの Leica 360 Editionの価格はZ1よりも200ドル安く、より多用途であるのも間違い無い。
- Insta360が360度カメラのローエンド市場を席巻しているのは言うまでもない。
- よってRICOHはThetaブランドには価値が無いと判断する可能性がある。
- それらのブランドのいずれかを失うことになれば非常に残念である。
- PENTAX、GRシリーズ、Theta製品のシリーズはいずれも特定のユーザーの間で非常に高く評価されてきた。
- しかしこれら3つ全てが終了する可能性は十分にある。
こちらが2019年5月にリコーのGMがインタビューに答え、ミラーレスカメラを作らない理由について語った記事です。
リコーイメージングは2022年1月に新事業体制とブランド価値宣言を行なっていました。
ということでPENTAXファンの皆さんは既にご存知の通り、PENTAXは量販店重視の販売体制から、自社ショッピングサイトなどのネット販売に重点をおいています。
また、LINEやSNSを通じて情報を発信し、また今年の5月に四谷にPENTAXクラブハウスを開設するなど積極的に自社によるマーケッティングと顧客の意見をダイレクトに取り入れる製品作りを推進しています、
その結果、SNSなどでは結構PENTAXの話題も多く、確実にPENTAX一眼レフカメラのファン層も広がっているという感じています。
また、RICOH GR IIIやGR IIIXもコンパクトデジタルカメラのランキングではその価格にも関わらず幾度もトップセールスを記録しているロングセラーの人気商品です。
Thetaについても特に日本の不動産販売の現場では無くてはならないツールになっているようです。
ということでDIY Photograhyの記事の予測になる筈は無いぞ!!と言いたいですね。
更にコロナの影響も少なくなりカメラ販売も安定的に増加しているようですで、PRNTAX、GR、Thetaもそれに乗れば十分に事業として成長すると思いますので、個人的には将来性も含めて楽しみにしています!
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