全国の量販店のPOSデータを集計したBCN アワードが2023年のシェアランキングを発表しました!
レンズ一体型カメラ部門
- SONY シェア22.1%
- Canon 18%
- FUJIFILM 17.1%
SONYとCanonは納得のワンツーですが、FUJIFILMが3位というのがちょっと意外でした。
まさか量販店でX100Vがシェア17.1%ということではなさそうなので、チェキのハイブリッドデジタルがシェアに含まれているということだと思いますが?
一眼レフカメラ部門
- Canon シェア76.8%
- Nikon 17.2%
- RICOH(PENTAX) 5.7%
今、普通に買える一眼レフカメラはこの3社だと思いますが、CanonがNikonに大差を付けているのが意外でした。
Canonはランキングの記録が残っている2012年からずっとトップなのはやはりKissシリーズがあるからということだと思います。
また、昨年までは60%未満だったシェアが突如77%弱までジャンプアップしたのはNikon一眼レフカメラを出荷しなくなったのでしょうね。
PENTAXは2021年のシェア3%だったのに対して、昨年から5%を超えるようになっていますが、これは全体数が少なくなったということでしょうか?それとも実力アップということなのでしょうかね。
一方で自社コマースでの売り上げにシフトしていますので、もう少し実態のシェアが高いのかもしれません。
ミラーレスカメラ部門
- Canon シェア31.7%
- SONY 29.4%
- OM 14.3%
Canonがトップシェアを奪還しました。
2022年、2021年はSONYがトップを獲得していますので、今年Canonが返り咲いたのはやはりEOS R7/R10を出したことが大きいのかもです。
OM SystemはNikonよりもシェアが高いようで、トップ3に入ってきました。OLYMPUSを離れてからある意味堅調ということかもしれませんね。
ビデオカメラ部門
- Panasonic シェア42.4%
- SONY 34.7%
- DJI 9.4%
ビデオカメラは2020年まで、Panasonic、SONY、JVCの3社がシェアを分け合っていましたが、昨年からJVCがランク外になりDJIが3位になっていますね。
JVCのコンシューマー向けビデオカメラの製品情報ページを見ると、いずれも在庫僅少という表示になっていますので、すでに撤退気味に見えます。
アクションカメラ部門
- GoPro シェア57.7%
- DJI 20.5%
- Shenzen Arashi Vision(Insta360) 7.9%
アクションカメラ部門は昨年までGoProが70%以上の圧倒的シェアを獲得していましたが、今年は60%を切りました、その代わりにDJIが20%以上のシェアを獲得したのはやはりDJI Action3が売れているということでしょうかね。
そしてSONYがナンバー2でしたが、今年突如ランク外となりました。SONYはアクションカムの新製品をここしばらく出していませんので、こちらも撤退気味という感じでしょうかね。
そしてやはりInsta360がランクインして来ましたので、アクションカメラといえばGoPro、DJI、Insta360と海外勢が完全に中心になったということですね。
交換レンズ部門
- SONY シェア16.4%
- Canon 15.9%
- SIGMA 14.5%
昨年までずっとCanonがトップシェアでした(但し僅差でしたが)が、SONYが初めてトップを獲得したようです。
ミラーレスカメラ部門ではOM Systemよりシェアが低いのに、レンズの方はかなり売れているようです。
これはやはソニーのカメラフルサイズミラーレスが定着しているということだと思います。
三脚・一脚部門
- HAKUBA 30.9%
- Videndum Media Solution(Manfrotto) 15.1%
- SLICK 14.4%
ベルボンの事業を引き継いだハクバがトップシェアということですね。品質はそのままで、ブランドイメージも高いままのようですね。
同様にVidendum Media Solutionもマンフロットが人気ということだと思います。
カメラケース・カメラバッグ部門
- HAKUBA 41.0%
- エレコム 17.5%
- エツミ 14.4%
こちらは、国内ブランドが強いようですね。
ということで、カメラ製品のランキングを見ていると色々面白いですね!
個人的にはNikonブランドがもう少しランキングに出て来るとさらに面白くなりそうなので、来年のアワードが楽しみです!