2月8日に新製品発表か?の噂が流れるCanonですが1月30日に2022年12月期の決算短信を発表していました。
Canon 2022年業績
- 2017年以来5年ぶりに売り上げ高が4兆円超えに。
- 2022年はオミクロン、ウクライナ侵攻、上海ロックダウン、インフレ加速など厳しい経営環境が続いたが、Canon製品の需要は総じて堅調に推移した。
- 部品不足に対して設計変更や代替品調達を進め、供給量を増やすことが出来た。
- 部品や物流コストは大きく増加したが、売価に適切に反映し吸収。
- 国内への生産回帰、円安によって二期連続で大幅な増収増益。
- メディカルやネットワークカメラが大きく成長し事業のポートフォリオ転換が着実に進んだ。
2022年間PL イメージング業績
- 売上高 8035億円 対前年 +16.7%
- 営業利益 1266億円 対前年 -6.1%
- 営業利益率15.8%
- レンズ交換式カメラの供給が十分で無い中でも新製品が牽引し販売数量を増やす。
- 交換レンズの売り上げが大きく伸びる。
- 収益性が大幅に改善。
- カメラの足元の需要は堅調で今後も継続すると想定。
イメージング 2023年間PL 見通し
- 売上高 8751億円 対前年 +8.9%
- 営業利益 2318億円 対前年 +1.6%
- 営業利益率14.7%
- カメラ販売 2022年実績 5097億円
- カメラ販売 2023年見通し 5446億円
- プロやハイアマチュアを中心に需要は底堅い。
- 2022年はは前年を上回る585万台。
- 2023年も前年と同じ585万台の見通し。
- 2022年のレンズ交換式カメラ販売台数はAPS-CモデルEOS R7とEOS R10の投入により12万台増加の 286万台。
- EOS R6 MarkIIも投入したことで2023年はこれらのモデルが貢献する。
- カメラユーザーのすそ野を広げるモデルを投入予定で年販売台数見通し290万台となる。
- ミラーレスカメラのシェア向上を図る。
- RFレンズは昨年7本増加で33本に。
- 今後もRFレンズの拡充を進める。
ということで、パンデミック以来カメラ業界は厳しい状況が続いた状況でCanonは着実に安定したビジネス基盤を固め業績を伸ばしているようですね。
それまでの、事務機とカメラの事業形態から、メディカルや産業向けのビジネスを拡大させる上でも、カメラ事業の15%前後という素晴らしい営業利益率も貢献しているということですね。
そして注目なのは、EOS Rユーザーのすそ野を広げるモデル、つまり入門機を更に投入するという計画ですね。
本日もCanonが2月8日に開催される新製品発表でEOS R8やEOS R50を投入するという噂が出ました。
まさにEOS R8は中級向け、EOS R50は入門のそれぞれすそ野を広げるモデルということになりそうですね。
そして、Canonは今年もシェア獲得に注力するということですので、CanonのEOS RとRFレンズは更にアグレッシブな年になりそうですね!
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