Canonが予告していた新VlogカメラPowerShot V10が発表されました。
CanonマーケッティングのTwitterでの発表
Canon PowerShot V10 プロモーションビデオ
Canon PowerShot V10 プレスリリース
“PowerShot V10”は、コンパクトボディーに、高画質・高音質を実現する1.0型CMOSセンサーや、大口径マイクを搭載し、スマホと連携することで、多様な撮影シーンに対応するVlogカメラです。近年、スマホやSNSなどの普及により、映像からあらゆる情報に触れるライフスタイルが定着し、映像を活用したコミュニケーションがより一層活発になっています。このような背景から、キヤノンは新たに「PowerShot Vシリーズ」を立ち上げ、その第1弾としてVlogカメラ“PowerShot V10”を発売することで、高まる動画撮影のニーズに応えます。
Via:Canon – スマホライクな縦型デザインのVlogカメラ“PowerShot V10”
Canon PowerShot V10ブランディングページ
Canon PowerShot V10製品情報ページ
- 1.0型裏面照射CMOSセンサー
- 約1310万画素、静止画撮影時の有効画素数は約1520万画素
- 画像処理エンジン DIGIC X
- レンズ 動画撮影時:約19mm相当、静止画撮影時:約18mm相当
- 絞り F2.8 – F8.0
- NDフィルタ 3段分
- 電子式手ブレ補正
- 液晶2.0型 約46万ドット
- 内蔵バッテリ USB充電
- 記録メディアmicroSD
- 動画 4K UHD:29.97/23.98、フルHD:59.94/29.97/23.98
- 内蔵マイク ノイズキャンセリング機能搭載
- UVC/UAC対応対応
- スマートフォン経由のライブ配信機能 Youtube/Facebook
- 大きさ(幅・高さ・奥行)約63.4×90.0×34.3 mm
- 質量約211g
Vlogをやられる方はまずはスマホからというパターンが多いかと思いますが、スマホの弱点はカメラ本体を固定する為にミニ三脚が必要になると思います。
なのでPowerShot V10なら本体にスタンドが付いているのがまずは訴求ポイントになるかと思います。
また、Vlogから配信をやり始めるとやはりスマートフォントは手元に持っておく必要がありますので、V10のようにもう1台配信専用のカメラが必要になると思いますので、スマホとの棲み分けもできそうですね。
同じような用途でこれまではGoProなどのアクションカメラも使われていたと思いますが、やはり自撮りモニタなどが小さいのがウィークポイントとなると思います。
それに対してPowerShot V10では可動液晶を持っているので、アクションカメラよりもかなり使い勝手が良さそうですし、意外にコンパクトでスタイリッシュなのが魅力的です。
そして何よりも高性能に見える大型のマイクが搭載されているのが外観上の差別ポイントですね。
Vlogや配信では音もかなり重要だと思いますので別にマイクを準備する必要がなさそうなのはかなり魅力的だと思います。
また縦型デザインもよりスマートフォン感覚で撮影出来ることで従来のユーザーが受け入れられ易いと思います。
ということで、Vlogを始める方にとって気軽に使い易いカメラに思えます。
今後もVlogや配信用のカメラの需要はこれからも高まりそうなのでCanonがよく市場を考えて作られたカメラということですね。
Canon PowerShot V10の価格
CanonオンラインショップでのPowerShot V10の価格
CanonオンラインショップではV10の通常価格は59900円ですが、会員の方はモニター価格として、49,900円で購入することが可能です。但し使用後にアンケートに回答することが条件になるようです。
カメラのキタムラでのPowerShot V10の価格
カメラのキタムラでは予約価格で、本日時点で予約すると発売日のお渡しがコミットされています。
Amazon、Yahoo!、楽天でのPowerShot V10の価格
Amazonは5.4万円強の価格で予約可能です。Yahoo!や楽天の価格はこちらからどうぞ。
ライバルはSONY VLOGCAM ZV-1?
おそらく最初のVLOG専用のカメラとして訴求したのはSONY VLOGCAM ZV-1だと思います。
で現在ZV-1の価格は7万円弱といった感じですね。
Sony ソニー/Vlog用カメラ/VLOGCAM/動画/自撮り/ZV-1F / ボディ/ウィンドスクリーン付属/ブラック/ZV-1F B コンパクト
でCanon PowerShot V10はZV-1と同じように1インチセンサーが搭載されていながら価格は5.5万円以下で、モニターなら5万円以下購入出来るのということで、5万円なら出しても良いかなという価格帯を上手く突いて来た感じがあります。
但しV10はズームレンズでは無いのがZV-1に表面上は劣ることになるかもしれませんが、一方のZV-1のズームレンズはCyberShot RX100が流用されているせいか口角側が24mmとVlogの自撮りではもう少しワイドであった方が使い易いということで、V10なら19mm相当で撮影できます。
まぁ、Vlogや配信中にズーム操作はそれほど必要無いと思われますので、広角の単焦点レンズの方が向いているのかもしれませんね。
ということで、各社からこれまでもVlog用のカメラは何機種か発売されていますが、いずれも既にあるカメラボディやレンズが流用されているパターンが多いと思います。
それに対してCanon PowerShot V10はVlog専用設計のカメラということで、Canonが本気にVlogユーザーを研究されて設計されたということだと思いますので、流石Canonさんはマジメだなぁと思いました。