本日SIGMAがYouTubeで開催したSIGMA STAGE ONLINEイベントでこれまでの噂通り、超広角大口径単焦点レンズSIGMA 14mm F1.4 GD GNが発表されました。
SIGMA STAGE Online 14mm F1.4 DG DN発表イベント
SIGMAの超広角レンズの歴史
SIGMAはこれまでに何本かの世界初のレンズを発売していたが、特に広角レンズは多くを発売しているがこれはSIGMAの創業メンバーに風景写真家として活躍されていた方がいらっしゃったこともある。
1979年に世界初の広角ズームレンズ SIGMA ZOOM-y 21-35mm F3.5-4を発売。2003年に当時最大画角のSIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMも発売。
2015年には20mmとして当時最も明るい 20mm F1.4 DG HSM | Artを発売。14mmの画角で初めてF1.8に挑戦した14mm F1.8 DG HSM | Artを発売
SIGMA 14mm F1.4 DG DNを発表!
今回も世界初として14mmでF1.4を実現したSIGMA 14mm F1.4 DG DNを発表。
14mmとして大き過ぎず、重過ぎないレンズを実現した。
F1.4にチャレンジしたのは、新しい写真表現を実現するクリエイターの為に常に新しいことにチャレンジしている。
SIGMA 14mm F1.4 DG DN の特徴
f/1.4の明るさを実現しながらも一眼レフ用の14mm F1.8 DG | Artとほぼ同じ重量と大きさ。
軽量化できたのは非球面レンズなどの高性能のレンズの採用や自社工場で製造するマグネシウム鏡筒などの要素技術による。
4枚の非球面レンズ、3枚のFLDガラス、SLDガラス1枚を採用
MTFチャートを見ると中心から周辺まで安定した性能を実現していることがことが判る。
星景写真家にも自信をもっておすすめできる。
SIGMA F1.4 DG DN | Artの画質について
実写の周辺を見てもとてもシャープ。
F1.4によって、より早いシャッター速度が可能となり星の流れも少なくすることが出来る。
昼間の撮影では超広角故に太陽が映り込むことも多いが今回もゴーストバスターが素晴らしい仕事をしてくれた。
SIGMA 14mm F1.4 DG DN 機能面の説明
HLAモーターによって高速かつスムースなAFを実現。
フォーカスブリージングも少なく動画撮影でも十分に使っていただける。
リアフィルターホルダー方式を採用
MFロックスイッチを搭載。無限大の固定に安心。
レンズヒーターリテーナーを儲けることで、低温時の撮影の信頼性を向上。
絞りリング、絞りクリックスイッチ、絞りリングロックスイッチを搭載
防塵防滴構造と防水防汚コート
14mmレンズだが三脚座TS-141を標準搭載。安定した撮影ができる。
被せ式のレンズキャップにはロック機構を搭載。
レンズキャップの裏側にも工夫があり2つのフィルターを格納出来るスロットを搭載。
夜間での撮影時に便利でサンプル品を使われた写真家の方にも好評だった。
山木社長は搭載の指示は出していなかったが設計陣が高価な金型を起こして楽しんで制作していた。
SIGMA 14mm F1.4 DG DN | Artの発売日と価格
SIGMA 14mm F1.4 DG DNの発売日は6月23日で、価格はオープンプライスですが、SIGMA Onlineショップでの価格は22万円ということです。
で今回もレンズ構成図のTシャツが発売されましたが星景用のレンズの場合ブルーになるとかならないとかということです。
ということで22万円の価格ですが、SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Artより大口径で三脚座やフィルタースロットというギミック満載なレンズキャップを同梱したのにもかかわらず、わずか2万円しかアップしていないのはこのインフレの時代に本当に素晴らしいことですね。