ここ最近AIで生成した写真の話題が幾度となく流れていますが、PetaPixelによれば、AIエンジンによるフォトグラファーを有料で買えるサービスPhotoAIが誕生しているということです。
An artificial intelligence (AI) photo company promises to “cut out the need for expensive photographers” by providing a cost-effective way to generate all manner of images for the user.
Via : PetaPixel
- 人工知能(AI)写真の世界はあらゆる種の画像を安価に提供出来ることで、将来「高価な写真家の必要性をなくす」ことが予言されている。
- PhotoAIは自らを「世界初のAI写真家」と言っている。
- ユーザーはプログラムをトレーニングする為に自身のあるいは誰かの写真を30枚以上の写真をアップロードする。
- それが完了すると、テキストプロンプトを入力することでモデルに適用した任意のタイプの画像を生成することが可能となる。
- ユーザーは快適な自宅にいたままでSynthetic Photo Studioツールによって何百枚もの画像を生成することが出来る。
- 「Photo AI は、世界初の AI フォトグラファーおよび合成写真スタジオ」とPhoto AI の作成者であるPieter Levels 氏は語っている。
- 通常の写真家に依頼すると250から1500ドルの費用で75枚から100枚程度の写真を撮ってもらうことが出来る。
- PhotoAIはProプランでも毎月1000枚の写真を生成できるのでそれより100倍から500倍も安価になる。
- パスポート風の写真や、またはマタニティ画像の生成にも使用出来るということだ。
- また、店舗に行かなくても自分に似合う服を試着して確認することも出来る。
- あなたがインフルエンサーのような立場ならば、プロフィール写真にスパイスを加えたり、ソーシャルメディアに投稿する素敵な写真を生成することも可能だ。
- 当然プロだけではなく一般の人々も楽しめる筈だ。
料金はプロ プランで月額 29 ドルで 1,000 枚の AI 写真を生成できる。
プレミアム プランは月額 99 ドルで5,000 回のAI写真の生成が可能
ビジネス プランは月額 299 ドルで 25,000 枚の AI 写真を生成できる
ということで、こんなすばらしいシーンやバックで自分の写真を撮ってくれるなんてこれはもうインスタ映えを自宅で出来るということで、うーんあるいみこれで良いのかとも思いますが、写真といえば写真という定義も可能なのかもしれませんね。
こんなふうに着せ替えも、衣類の写真をアップするだけでOKなんですね!
で、日本でも数日前にAIによる写真集が販売中止になったというニュースが流れましたね。
ということで、大手の企業にとっては権利問題、肖像権問題、倫理的な問題が壁になっているようですが、今回ご紹介したPhotoAIは自身の写真を好きなテイスト、衣装や背景で生成してくれるサービスですので、人物までAIで生成したものでは無いというのがポイントなのかもしれませんね。
一方でアマゾンのアイドル写真集は既にAIによる写真が氾濫しているというう驚くべき状況にもなっているようです。
ちなみに少し前にAIによるレンズが無いカメラというものも作られるようになりました。
AIの実用化によって将来の写真モデル、ロケ現場、そしてフォトグラファーとカメラはどのようになって行くのでしょうか?
従来のカメラによる写真撮影は決して無くならないとは思いますがAIの写真もそれなりに使われて行く時代はもう完全に来てしまったということが言えるかもしれませんね。