11/7にSONYからミラーレスカメラとして世界初のグローバルシャッターセンサーを搭載した新フルサイズカメラα9IIIが発表されました。
そしてその翌日の11/8と9日に横浜のみなとみらいでそのSONY α9IIIの体験会が開催されましたの参加させていただきました。
ぴあアリーナMM SONY α9III体験会場に入場
会場は、ぴあアリーナMMで、コンサートやイベント向けで着座状態での収容人数1万人規模の施設のようです。
本当に広大なアリーナで、バトミントンのコートが超楽々に配置できるという広さが判っていただけるでしょうか?
なのでこんなに広大なアリーナを貸切ということでSONYがα9IIIのプロモーションに力を入れているということが判ります。
でこんなに広い会場ですが一方で入場は登録制によって参加人数はかなり限定されているので、α9IIIの魅力をたっぷり時間をかけて体感することができました。
また、なんと嬉しいことにα9IIIと同時発表された、SONYのフラッグシップレンズ、FE 300mm F2.8 GM OSS をα9IIIと組み合わせて試せるというSONYファンやユーザーの方にとってはとんでもなく貴重なイベントになっていると思います。
で、今回は Insta360様からご提供を受けたスマホ用AI制御ジンバルである Insta360 FlowとiPhoneで撮影させて頂くことにしました。
高速連写&プリキャプチャ体験
このブースではソフトボールのバッティングを撮影して電子シャッター&グローバルシャッターの効果を体験するというコーナーです。
こちらの動画では係員の方の分かり易い説明も記録していますのでご覧ください。
いかがでしょうか?
確かにコマ送りで確認すると高速移動するバットでも歪みが発生しないですね。
で上の動画で2回試しているのですが、画面の右上に⌘のようなマークが表示されていると思いますがそこが私がレリーズしたタイミングになります。
1回目はバットが動き出した直後に私はレリーズしています。
2回目は係員の方が言われる通りミートする瞬間を狙ってレリーズしてみました。
手前味噌ながらぱっちりミートポイントでレリーズすることができていました。
ですが、よく考えて見ると連写撮影ですので1回目の方がノーマルなやり方ですね、、、、
プリキャプチャ機能の実際はもっと予測不能フィールドスポーツや野鳥や昆虫、動物の撮影で役に立つ機能だと思います。
まぁこのブースはグローバルシャッター+プリキャプチャ機能の体験ということでした。(すでに他社のカメラでも実現されていますが)
α9III + FE 300mm F2.8 GM OSS体験
で、アリーナの2回席に望遠レンズ体験コーナーが設けられていました。
ここからバトミントン競技を撮影することができるようになっていました。
こんな素晴らしい環境でFE 300mm F2,8 GMまで体験できるとは思ってもいなかったのですが更にα9IIIには縦位置グリップも付いていて万全の機材準備ありがとうございます!
でこれ、私は左手にInsta360 Flowを持って、右手だけでα9III+サンニッパGMを撮影しました。
振り返って考えてみると、片手持ちでサンニッパが使えるなんて(確かに無理がありますが)凄いことですね!
それだけFE 300mm F2.8 GM OSSが軽量ということ、更に全長が短く重心がカメラ側に近いということで、実際の重さ以上に片手でも持てて撮影できたのかと納得しています。
そしてα9IIIではグリップ形状が大幅に刷新されたのも持ちやすさを向上させていると思います。
他社は一眼レフ時代からかなり拘りのグリップ形状を訴求しており大型で複雑な形状を進化させて行っていたと思います。
一方でSONYはフルサイズミラーレスカメラの先駆者として少し小さめでシンプルな形状にていましたが、いよいよミラーレスカメラでもサンニッパレンズを含め超望遠レンズもプロ向けとしてリリースするようになりボディもそれに対応するように大きなレンズを支えることが出来るグリップ形状にしてきたということかもしれませんね。
ただ、今回のα9IIIのウリとしてはカスタマイズボタンに高速連写を割り当てることが出来るようになったということで、グリップ根本のC5ボタンはまさにその為に配置されているようなものですね。
しかし、グリップが大きく深くなった分、しかも小型ボディなのでグリップとレンズマウントのクリアランスが少ないということもあり、ちょっとC5ボタンの捜査が窮屈であると感じました。
個人的にはプリキャプチャ機能の延長として、レリーズ半押しで低速連写を続けていて、全押しで120fpsにするという方が自然な感じだと思いますがいかがでしょうか?
まぁそんなこと言いながら流石FE 300mm F2.8 GM OSSは凄いレンズですね。そしてボディ側+レンズ側の協調手ぶれ補正の威力も凄いんですね。
拡大していくとアリーナからコートネットや選手の瞳や髪の毛がちゃんと捉えられていることが判りました。
勿論FE300mm GMレンズの開放からの解像度も素晴らしいということですね!
全速同調高速ストロボシンクロの体験
次のブースではモデルさんが水上で動きながら、超高速フラッシュで撮影するというコーナーです。
ブースはこんな感じ。
α9IIIなら120fpsの連写で1/16000sのシャッター速度でストロボ同調可能、更にシングルショットなら1/18000sのシャッター速度でストロボ同調が可能であるというのは、画期的な進化ですよね!
こちらも体験させていただきました!
上の動画ではモデルさんだけではなく最後に背景の水も止めてみました。
先ほどのテストでは1/8000でバットのスイングが止まっていましたので、1/16000sならモデルさんの動きなら確実に止めることが出来るということですね!しかも120fpsで連写できるのですから凄いですね。
これはクリエイターの方にとっては他のカメラでは不可能な新しい映像表現が出来ることに他ならないということに繋がると思います。
SONY α9IIIのグローバルシャッターと基板
AIプロセッシングユニットの基板もこんなにコンパクトなんでですね。
メカシャッターも無くなり、このような基板をみているともうミラーレスカメラもキャプチャデバイスそのものになっているような感じですね。
SONY α9IIIを体験してみて
α9IIIはグローバルシャッターも凄いですが加えてSONYのハイエンドミラーレスカメラの被写体認識AFが更にα9IIIで進化しているようすね。
ここ最近では画素数が少ない2400万画素しかもグローバルシャッターによってイメージセンサーから得る画像情報からAF処理するのにあたりかなり良い方向に作用しているのではと思います。
なのでα9IIIは被写体を見つけたらとりあえずレリーズをプッシュして連写で捉えれば決定的瞬間をキャプチャする可能性が高いカメラということになると思います。
今回の体験会でα9IIIをしばらく使わせて頂いていると、従来のスチルカメラの撮り方を忘れてしまいそうな予感です。
バッティングのブースでも最初はボールのインパクトの前からレリーズしていたのですが、係員の方のお話のようにインパクトの瞬間レリーズする使い方のように、カメラマンの方はレリーズタイミングのセンスよりも、スポーツなどではゲームを常に俯瞰してみながらとりあえずレリーズボタンを押しておけという感じでしょうかね。
でこんな感じですので2400万画素といえどもRAWで120fpsですから大量のデータが保存されることになりますので、本当だったらより高速のCFexpress Type Bの方が有利かもしれませんが、α9IIIのCFexpress Type Aのまま(ソニー独自?)なのは2400万画素だからOKということなんでしょうね。
なので次に出てくるフラッグシップ機α1IIもTypeAが使われているのかが気になるところです。
Panasonic S5IIxユーザの私としてはSONY αにもSSDが接続できたり、あるいは縦グリに入れることが出来るようになってすぐに交換可能になると凄いと思うのですがいかがでしょうかね。
ということで、もうここまできたら将来の高速連写カメラにはレリーズボタンすら必要無いかもしれませんね。例えばAIが被写体らしきものを完治すると常に120fpsで撮影しているみたいな。
で、もしかしたら将来のレリーズはブックマークの役割になるのかもしれませんね。
そしてすでにInsta360 FlowはAIで被写体を追いかけるようになっているのです。
ということで、次のパリオリンピックは初めてグローバルシャッターのミラーレスカメラが投入されたという、スチルカメラ業界にとっては歴史に1ページに残る大会になるのかもしれませんね。
またInsta360 FlowのようなAIを使ったロボットカメラも大活躍することでしょう。
それだけに、SONY以外のカメラメーカーが大会までにどのような新ミラーレスカメラを投入するのか楽しみですね!
α9IIIと300mmGMレンズのカタログ&プレゼントも頂きました
SONY様楽しい最高のイベントの後にはこんなもの頂きました。ありがとうございます!
α9IIIとFE 300mm F2.8 GM OSSカタログに加えて、ステッカーとクリアファイルを頂きました。
ステッカーどこかに貼っておこうかと思います!
PR:Insta360 Flowが大活躍してくれました
このイベント直前にInsta360様からスマホ用AI追従電動ジンバルであるInsta360 Flowをご提供していただき、早速今回のイベントに投入させていただきました。
一人でカメラを操作しファインダーやモニタで被写体を追いかけながら、更にスマホでそれを撮影するなんてほぼ不可能になるわけですが、Insta360 Flowではα9IIIを被写体ロックすることで、自動でそれを追いかけてくれます。なのでスマホ側は全く見ないでもフレームにその様子を収め続けてくれるという素晴らしいトラッキング機能を使うことができました。
また、グリップ部で撮影スタートボタンだけでなく、ズーム操作もリアルタイムで可能ですので、今回の撮影では多用しています。
(スマホ単体だと、片手でスマホを持って、もう片手の指でズームのピンチ操作する必要がありますね。
なので本当にこのようにワンオペ撮影では素晴らしく使いやすいですね。
また、会場の撮影でも歩きながらブレの無い動画を撮影出来ますのでこのようなイベントの撮影では最高の武器になるのではと思います。
明日からブラックフライデーセールなので皆様もInsta360 Flowいかがでしょうか?