Nikonが23年第3四半期決算短信を発表しました。
今季はZ8、Zfの発表もあり安定した好調さを保っているようですね!
セグメント別業績
Q3の映像事業は前年比20%以上となり、Nikonの全事業部の中でも良い結果となっているようですね。
その結果、売上収益を見てもNikonの事業の中で最も大きな売上をもたらしたということです。
売上を伸ばした一方で、営業利益は20%を切ることになり少し悪化しているようです。
2023年の営業利益率が27.2%から少しずつ下がっているのが気になるとことですが、Nikonの絶対的な復活をもたらしたNikon Z9というフラッグシップ機から、Z8、そして最新モデルがZfですのでカメラの価格帯が安い方に推移していますので、その辺りの数字の違いかもしれません。
通期見通し
通期見通しの中で映像事業部の営業利益を10億円情報修正しました。利益率は少し下がりましたが、やはり新発売したカメラがいずれも好調ということで、利益額が増えているということですね。
通期を見てもやはり映像事業が好調で現在のNikonの屋台骨ということが見て取れます。
一頃、カメラが売れなくなりNikonのカメラ事業の継続まで疑問が生じていた頃からすると全く逆転ということですね!
映像事業の通期見通しのサマリがこちらです。
中国で依然としてレンズ交換式カメラが拡大しているようで、Z8、Zfの両方がヒット商品になったことが素晴らしいですね。
そして、レンズの方も一眼レフカメラ用からほぼミラーレスカメラ用の製品が中心になったということですね。
ちなみに少し前に海外でNikonの一眼レフレンズが製造終了になっているという噂が流れました。
まぁこの噂は否定されたようですが当たらずと言えども遠からずということ?で事実上軸足は完全にミラーレスカメラということですね。
ちなみに、こちらが通期見通しですが、売上額は上期と下期がほぼ同じ値で、おそらくですがカメラの生産とマーケッティングつまり需要と供給のバランスを保つように上手く調整されているということかもしれません。
ちなみに他の事業部を見ると、下期の方を頑張るというよくある傾向が見えますが、映像事業部は通期安定状態の余裕の経営ということが言えるかもしれません。
Q3売上収益内訳
セグメント別売上では映像事業が4割以上となり、Nikonはやはりカメラ会社ということが色濃い状態になっていますね。
カメラとレンズの販売復活して良かったですね!
研究開発投資
一方で、研究開発投資はやはり精機事業の方の額の割合が大きいのですから、映像事業は効率良く稼げているということですね。
映像事業販売台数
2023年Q3になってカメラ台数及び交換レンズ本数がちょっと伸びていますね。
またこれまでと同様に交換レンズの方が販売台数が多いということで、レンズ交換カメラビジネスの利点ということですね!
ということで、Nikonファンの皆様は今年もカメラボディ買って、レンズも数本追加していただければ、来期のNikonも更に安定ということですね。
まずはCP+2024でのNikon Z6 IIIの発表が楽しみということですね!!