撮る喜びも、持つ喜びも、Panasonic LUMIX S9発表!
事前の噂とおり、PanasonicがEVFを排することでコンパクトになったフルサイズミラーレスカメラLUMIX S9を発表しました!!
2024年6月中旬発売予定で2024年5月29日から予約開始ということですが、価格はボディ単体が20万8,000円前後ということです。
LUMIX S9 プロモーション動画
LUMIX S9 製品情報ページ
LUMIX S9とLUMIX S5 M2スペック比較
LUMIX S9は事前の情報から、LUMIX S5M2がベースになっているということでしたので、これらのカメラのスペックを比較してみます。
LUMIX S9 | LUMIX S5M2 | |
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カメラ有効画素数 | 2420万画素 | 2420万画素 |
撮像素子 | 35mmフルサイズ(35.6mm×23.8mm) CMOSセンサー | 35mmフルサイズ(35.6mm×23.8mm) CMOSセンサー |
ボディ内手ブレ補正 | 5軸、Dual I.S. 2 | 5軸、Dual I.S. 2 |
カードスロット | SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード:UHS-I/UHS-II UHS Speed class 3/UHS-II ビデオスピードクラス 90対応 | ダブルスロット(SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード(スロット1/スロット2:UHS-I/UHS-II UHS Speed class 3/UHS-II ビデオスピードクラス 90対応、ダブルスロット記録機能あり)) |
4K動画撮影 | C4K/60p、4K/60p | C4K/60p、4K/60p |
動画フォーマット | MP4:H.264/MPEG-4 AVC、 H.265/HEVC MP4(Lite):H.265/HEVC MOV:H.264/MPEG-4 AVC、H.265/HEVC | MP4:H.264/MPEG-4AVC、 H.265/HEVC MOV:H.264/MPEG-4 AVC、H.265/HEVC |
ISO感度 | 100-51200 | 100-51200 |
メカシャッター | 60-1/8000秒 | 60-1/8000秒 |
電子シャッター | 60-1/8000秒 | 60-1/8000秒 |
連写撮影 連写撮影速度 | 約9コマ/秒 | 約9コマ/秒 |
モニター | 3.0型 約184万ドットモニター タッチパネル フリーアングル | 3.0型 約184万ドットモニター タッチパネル フリーアングル |
ファインダー 方式/ドット数 | – | 約368万ドット 有機EL(OLED)LVF |
ファインダー 倍率 | – | 約0.78倍 |
フォトスタイル | シネライクD/シネライクV | シネライクD/シネライクV |
フォーカスブラケット | 補正幅と撮影枚数とブラケット順序を設定可能 | 補正幅と撮影枚数とブラケット順序を設定可能 |
USB端子 | USB 3.1 Type-C (SUPER SPEED) USB3.1 GEN1 | USB 3.2 Type-C (SUPER SPEED) USB3.2 GEN2 |
USB充電 | ○(給電可能) | ○(給電可能) |
HDMI端子 | HDMI Type D | HDMI Type A |
REMOTE端子 | – | φ2.5mm |
外部マイク端子 | – | φ3.5mm |
ヘッドホン出力 | – | φ3.5mm |
Bluetooth®対応 | ○ | ○ |
Wi-Fi®対応 | ○(5GHz) | ○(5GHz) |
外形寸法 | 約126mm × 約73.9mm × 約46.7mm | 約134.3mm × 約102.3mm × 約90.1mm |
重量 | 約486g | 約740g |
ということで、LUMIX S9の基本性能はS5IIと同じようですが、小型化のために、シングルスロットに、USBが3.1に、リモート端子、外部マイク端子、ヘッドホン端子が省略されているますね。
まぁ結果的にコストダウンになっているとは思いますが、ちょっと残念なのは、せっかく小型の動画機として使われようとした時に外部マイク端子が省略されていることだと思います。
その代わりに、質量が254gも軽くなっているのですが、それだけに余計に残念です、、、、
ちなみに、S9の質量は486g、SIGMA fpの質量が422g、SONY ZV-E1fが約483 gということで、いずれもフルサイズカメラとして500gを切っているということで、なかなか選択に迷う方も多いかもしれませんね!
しかし個人的にもS5IIXユーザーですがやはりなんといってもPanasonicの最近のカメラに搭載されてりるリアルタイムLUTはなかなか強力だと思います。
動画では、作品に適用するLUTを最初から決められている方にとっては、撮影時に露出での仕上がりのままで撮れますので、後処理のグレーディングで悩むよりも、まぁそのまま撮影してすぐに使える動画にすることができます。
そして、静止画ではメーカお仕着せではない自由なフォトスタイルとしてこちらもRAW現像ではなく撮影時のインスピレーションにまかせてご自分の個性を出す仕上げにすることが出来るのがクリエイターの方にとってはなかなか良いのではと思います。
ということで、価格も20万8千円が予測されていますが、もしかしたら20万円を切って販売されるかもしれませんね!
とすると、SONY ZV-E1の実売価格が28万円オーバーですのでPanasonicは随分戦略的な価格を設定してきたとおもいます。
ということでさらに購入後には、有償(サービス料:7,480円 配送料:2,500円)になりますがエクステリア張り替えサービスも開始されるということで、買った後も二度楽しめるのもいいです。
ということで、SONY ZV-E1がVLOGユーザーにターゲットを絞ったカメラなのに対して、LUMIX S9はさらにカジュアルユーザー、とくにPanasonicが得意とする女性ユーザーにも受け入れられるカメラを狙っているようですね!
今回フルサイズミラーレスカメラを拡大しましたので、かつてのようなLUMIXのユーザーさんが増えると良いですね!